歩行補助する杖の正しい使い方|安全に歩くためのポイント
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歩行補助する杖を使い始めると、「右足が痛いときはどちらの手で持つのだろう」と迷うことがあります。持つ手と足を出す順番、曲がるときや屋外での動き方がわかれば、一動作ずつ確かめられます。この記事では、一本杖の使い方を日常の場面ごとに整理します。

杖は不安がある足の反対側で持つ
片足に痛みや力の入りにくさがある場合、杖は一般に不安のある足と反対側の手で持ちます。反対側に杖をつくと、体を支えやすくなり、腕と反対側の足が一緒に動く普段の歩行リズムに合わせやすくなります。
手や肩にも痛みがある場合や、両足に不安がある場合は持ち方が異なることがあるため、医師や理学療法士に相談してください。
右足が不安なら左手、左足が不安なら右手
右足が悪い時の杖の使い方を探している方は左手、左足が悪い時の杖の使い方を探している方は右手が一般的な目安です。不安な側がはっきりしない場合や、医師から足にかける体重を制限されている場合は、医師や理学療法士に確認しましょう。

歩き始めは杖・不安のある足・反対の足の順
安全な平地で姿勢を整え、杖を少し前へ出します。次に不安のある足を杖の近くまで進め、最後に反対側の足を出します。慣れてきたら、杖と不安のある足をほぼ同時に出す方法もあります。杖先を遠くへ置かず、小さな歩幅から始めましょう。
高さは歩き出す前に合わせる
手を下ろして、手首くらいの高さが簡単な目安となり、細かく調整する際は、杖先を足先の前方約20cmに置き、肘が30〜40度に曲がる高さが目安です。
伸縮式では、調整ボタンと固定部も確認します。杖の使い方をリハビリで教わっている場合は、その指示を優先してください。

方向転換や屋外では足元に合わせて動く
方向転換では、体だけをひねらず、足を交差させないよう小さな歩幅で向きを変えます。狭い場所では、立ち止まって杖先の位置を確かめましょう。雨の日、砂利道、傾斜のある路面では急がず、必要に応じて手すりや付き添いを利用します。
疲れやふらつきを感じたらいったん止まる
疲れると杖を遠くへ出したり、足より先に体が進んだりしやすくなります。ですので、定期的に疲れる前に安全な場所で休みましょう。
歩行器型の杖や多点杖、2本杖は、一本杖と手順が異なる場合があります。用具と体の状態に合う歩き方を理学療法士などの専門家に確認すると安心です。
杖先と歩く環境を出発前に点検する
杖先ゴムは3〜6か月ごとを目安に確認し、溝の減り、偏った摩耗、ひび割れがあれば交換を検討します。床の水分や小さな段差にも注意しましょう。強い痛みやふらつきがある、杖だけでは支えにくい場合は、無理に歩かず医師や理学療法士へ相談してください。
まとめ|場面ごとに一動作ずつ確かめる
歩行時の杖の使い方は、持つ手、足を出す順番、周囲の環境を一緒に確認することが大切です。
- 一本杖は一般に不安のある足と反対側の手で持つ
- 平地では杖、不安のある足、反対側の足の順で進む
- 方向転換や屋外では小さな歩幅で足元を確かめる
- 高さ、固定部、杖先ゴムを歩く前に点検する
まずは安全な場所で、急がず動きを確かめてください。違和感が続くときは、専門家に相談すると安心です。
杖の使い方や選び方で迷った方へ
使い方や選び方のお悩みは、LINEでもご相談いただけます。
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この記事を書いた人
髙江洲 昌太
理学療法士
はじめまして、髙江洲昌太(たかえす しょうた)です。理学療法士として培った知識をもとに、杖や歩行補助に関する正確で安心できる情報をお届けしています。
日々の小さな不安が少しでも軽くなるよう、実用的な発信を続けています。
- 株式会社髙江洲商事 代表
- 理学療法士(医療国家資格)
- NESTAシニアフィットネストレーナー
- 福祉住環境コーディネーター2級