ステッキ(杖)の正しい使い方|安全に歩くためのポイント
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ステッキ(杖)を使い始めると、平地では歩けても、坂や段差で足を出す順番に迷うことがあります。場面ごとの違いがわかれば、一つずつ動きを確かめやすくなります。この記事では、一本杖タイプのステッキを想定し、平地・上り・下りの使い方を比較しながら、準備と点検の要点も整理します。
ステッキの使い方は平地・上り・下りで比べる
基本は、支えたい足(不安な足)に負担が集中しにくい順番を選ぶことです。片足に痛みや力の入りにくさがある場合、ステッキは一般に不安のある足と反対側の手で持ちます。まず、手すりや見守る人を確保できる、安全で平らな場所から始めましょう。
平地はステッキと不安のある足を一組にする
ステッキを少し前へ出し、不安のある足をその近くへ進めてから、反対側の足を出します。慣れてきたら、ステッキと不安のある足をほぼ同時に動かすと自然なリズムを作りやすくなります。杖先を遠くへ置きすぎず、小さな歩幅で床への接地を確かめるのがポイントです。
上りは動かしやすい足、下りはステッキが先
段差を上るときは、動かしやすい足を先に上げ、続いてステッキと不安のある足を同じ段へ運びます。下りるときは、先にステッキを一段下へ置き、不安のある足、反対側の足の順で下ります。つまり、上りは動かしやすい足から、下りはステッキからと覚えると比較しやすいでしょう。
坂道と階段では手すりの有無も比べる
緩い坂では平地と同じ順番を基本に、歩幅を小さくして速度を落とします。急な坂や濡れた路面では、無理に進まず別の経路や付き添いを検討してください。階段に手すりがある場合は手すりを優先し、ステッキの扱い方は事前に理学療法士などへ確認すると安心です。体をひねったり、足を交差させたりせず、一段ずつ進みます。
歩く前は高さと杖先をセットで確認する
高さは、自然に立ち、手首の高さに杖のグリップが位置する高さ、または杖先を足先の前方約20cmに置いたとき、肘が30〜40度に曲がる位置が目安です。伸縮式は調整ボタンが穴から確実に出ているか、固定部に緩みがないかを確かめます。杖先ゴムは3〜6か月ごとを目安に確認し、溝の減り、偏った摩耗、ひび割れがあれば早めに交換を検討しましょう。
まとめ|場面の違いを知り、一動作ずつ確かめる
ステッキは、使う場所によって足を運ぶ順番が変わります。
- 平地ではステッキ、不安のある足、反対側の足の順に進む
- 上りは動かしやすい足から、下りはステッキから動かす
- 高さ、固定部、杖先ゴムを歩く前に確認する
強い痛みやふらつきがある、両足に不安がある、ステッキだけでは支えにくい場合は、無理に練習を続けず、医師や理学療法士へ相談してください。体の状態に合う歩行補助具や動き方を個別に確認することが大切です。
ステッキの使い方や選び方で迷った方へ
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この記事を書いた人
髙江洲 昌太
理学療法士
はじめまして、髙江洲昌太(たかえす しょうた)です。理学療法士として培った知識をもとに、杖や歩行補助に関する正確で安心できる情報をお届けしています。
日々の小さな不安が少しでも軽くなるよう、実用的な発信を続けています。
- 株式会社髙江洲商事 代表
- 理学療法士(医療国家資格)
- NESTAシニアフィットネストレーナー
- 福祉住環境コーディネーター2級