杖で階段を上り下りする順番と安全確認の基本
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階段で杖を使うとき、「杖と足のどちらを先に出すのか」と迷う方は多いです。平地では落ち着いて歩けても、段差になると急に不安が強くなることがあります。この記事では、杖での階段昇降の順番、手すりとの使い分け、無理を避けたい場面を整理します。
膝や足、股関節、腰などに痛みがある場合は、階段昇降の方法をわかっていることで、負担を減らして痛みの悪化を予防こともできます。

杖で階段昇降するときの基本
階段では、手すりがある場合は手すりを優先して使います。杖は手すりのない側の手、または体の状態に合わせて持ち、足元を確認しながら一段ずつ進むことが大切です。急いで続けて足を出すより、段ごとに体を安定させるほうが安心につながります。
上りは元気な足から
階段を上るときは、まず元気な足を一段上へ置きます。次に杖と不安のある足を同じ段へそろえる流れが基本です。上りでは体を持ち上げる力が必要になるため、力を出しやすい足から動かすと姿勢を保ちやすくなります。
下りは杖と不安のある足から
階段を下りるときは、杖を先に一段下へ置き、不安のある足を同じ段へ下ろします。そのあと元気な足をそろえます。下りは体重が前へ移りやすいため、杖で先に支える場所を作ってから足を運ぶと、気持ちにも余裕が生まれやすくなります。

杖階段昇降の順番を覚えるコツ
順番は「上りは良い足から、下りは杖と不安な足から」と覚えると整理しやすいです。ただし、痛みの場所、麻痺の有無、手すりの位置によって合う方法が変わることがあります。リハビリ中の方や看護・介護の場面で介助する方は、主治医や理学療法士に確認してから行うと安心です。
- 基本は手すりを使う
- 一段ごとに両足をそろえてから次へ進む
- 杖先ゴムがすり減っていないか3〜6か月ごとに確認する
- 荷物は肩掛けなど、手すりを使いやすい形にする
- 暗い階段、濡れた階段、急な階段では無理をしない

ひとりで不安な階段は避ける
杖使用での階段昇降は、平地よりも転倒リスクに注意が必要です。ふらつきが強い、足に力が入りにくい、息切れしやすい、階段の幅が狭いといった場合は、ひとりで試さず見守りや介助を頼みましょう。外出先ではエレベーターやスロープを選ぶことも、安全な判断のひとつです。
まとめ
杖で階段を上り下りするときは、順番を覚えるだけでなく、手すり、杖先ゴム、階段の状態を合わせて確認することが大切です。
- 上りは元気な足から、下りは杖と不安のある足から進む
- 手すりがある階段では、手すりを優先して使う
- 不安が強い日は、介助や別ルートを選ぶ
無理に階段を使うことが目的ではありません。安心して移動できる方法を、その日の体調や場所に合わせて選んでみてください。
杖の使い方で迷った方へ
杖の選び方や日常での使い方に迷ったときは、仕様を確認したり、以下のLINEからお気軽に相談してください。
この記事を書いた人
髙江洲 昌太
理学療法士
はじめまして、髙江洲昌太(たかえす しょうた)です。理学療法士として培った知識をもとに、杖や歩行補助に関する正確で安心できる情報をお届けしています。
日々の小さな不安が少しでも軽くなるよう、実用的な発信を続けています。
- 株式会社髙江洲商事 代表
- 理学療法士(医療国家資格)
- NESTAシニアフィットネストレーナー
- 福祉住環境コーディネーター2級