2本杖の選び方|失敗しないポイント
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片手の杖だけではふらつきが気になるとき、「両手に杖を持つ方がよいのかな」と迷う方は少なくありません。この記事では、2本杖の向き不向き、選ぶ時の確認点、使い始める前の注意点を、はじめての方にもわかりやすく整理します。

2本杖の選び方で大切なポイント
2本杖は、左右の手で1本ずつ杖を持つ使い方です。体を支える場所が増えるため、片手杖より安心感を得やすい一方で、腕や肩を使う量も増えます。選ぶ時は、安定感だけでなく、両手がふさがる不便さまで含めて考え、毎日無理なく扱えるかを一緒に確認することが大切です。
高さは基本は左右とも同じ基準にして調整する
杖の長さは、杖先を足先の前方約20cmに置き、肘が30〜40度曲がる高さが目安です。左右で高さが違うと、片側の肩や腰に負担が寄りやすくなります。伸縮タイプを選ぶ場合は、左右の段数をそろえ、調整後にロックが固定されているか確認しましょう。
まずは高さを揃えて試して、身体の変化を見ながら左右の逆さを微調整して、自分に合った左右のサイズも確認してみてください。
義足や装具を着用され脚長が左右違う場合は、最初からその高さ分を考慮して調整してください。

軽さと握りやすさを確認する
両手で杖を持つと、単純に持つ本数が増えます。重すぎる杖は疲れにつながることがあるため、散歩や通院など実際の使用時間を想像して選ぶと安心です。グリップは、手のひらに強く食い込みすぎず、滑りにくい形かを確認しましょう。
2本杖のメリットとデメリット
2本の杖で歩くメリットは、左右どちらにも支えを作れることです。体の揺れが気になる方や、屋外で少し長く歩きたい方に合う場合があります。
一方で、2本杖のデメリットとして、両手がふさがる、狭い場所で扱いにくい、階段やバスの乗り降りで動作が増えることがあります。

そのため、杖を2本持ちにするかは、歩く場所や目的で考えるのがおすすめです。家の中、近所の散歩、買い物、通院では必要な動きが少しずつ違います。不安が強い場合やリハビリ中の場合は、理学療法士など専門職に歩き方を見てもらうと、より自分に合った使い方を確認しやすくなります。
両手で持つ杖を使い始める前の注意点
- 杖先ゴムがすり減っていないか、3〜6か月ごとに確認する
- 濡れた床、砂利道、段差では歩幅を小さめにする
- 荷物を持つ日は、肩掛けバッグなど両手を使いやすい形にする
- 疲れた日は無理に距離を伸ばさず、休憩を入れる
両手で杖を持つことは、安心材料になる一方で、使い方に慣れる時間も必要です。最初は短い距離から試し、歩く速さよりも姿勢と杖の置き場所を意識してみてください。
まとめ
2本杖を選ぶ時は、安定感だけでなく、高さ、重さ、握りやすさ、使う場所、両手がふさがる不便さまで含めて考えると失敗しにくくなります。杖を両手で使う目的は、無理を増やすことではなく、外出への不安を少し軽くすることです。ご自身の歩き方に合わせて、取り入れやすい形から試してみてください。
杖の選び方で迷った方へ
杖の種類や使い方に迷ったときは、商品ページで仕様を確認したり、LINEで相談したりしながら、ご自身の生活に合う一本をゆっくり選んでみてください。
この記事を書いた人
髙江洲 昌太
理学療法士
はじめまして、髙江洲昌太(たかえす しょうた)です。理学療法士として培った知識をもとに、杖や歩行補助に関する正確で安心できる情報をお届けしています。
日々の小さな不安が少しでも軽くなるよう、実用的な発信を続けています。
- 株式会社髙江洲商事 代表
- 理学療法士(医療国家資格)
- NESTAシニアフィットネストレーナー
- 福祉住環境コーディネーター2級